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2006年08月19日
武装組織としてだけではないヒズボッラー
今回のレバノンでの戦争の主役でもあったヒズボッラー(ヒズボラ)というと日本ではテロ組織という印象を持っている人が多いと思いますが、病院や学校を運営していたり、議員が選出されていたり、今では内閣に参加していたりという社会的な組織としての活動もしています。そのような活動の成果もあるのでしょうが、貧困層を中心としたレバノンの人々の支持を集めています。
そして、今回の戦争で家を失った住民に1世帯あたり1万2000ドルの現金を支給するという決定を行ったようです。ニュースによると今回住宅を破壊された世帯は1万5000戸に及ぶようで、総額が2億ドル(約230億円)を超えると予想されており、資金の出処がイランではないかという憶測を呼んでいるようです。
こうやってまたヒズボッラーの支持がまた高まるのでしょうが、武力での解決を肯定する方向に進んでもらいたくないと願うばかりです。テロとの戦いという名目の下で、武力による問題の解決が当たり前だ、当然の権利だという風潮が世界に広まってしまった気がします。結果としてテロを武力で排除しようとしたがゆえに、テロを増長してしまったのではないでしょうか。もっとも時には自国に親しくない国の反政府ゲリラを支援してきた国が、本気でテロを無くそうとしているとは思えないのですが・・・
結局平和というものは武力衝突が無くなってこそ訪れるということを考えるべきで、人を殺すことで問題が解決するなどということが当たり前になってはいけないと思います。しかし、憎しみを感じた時に怒りと戦う衝動を覚えることがあるのは事実であり、それが人間の自然な感情かもしれません。私もスコットランド人に差別的な罵声を浴びせられた時に、正直「もう一回戦うか!?今度戦う時はお前だけは殺ってやるぞ!」という物騒な感情が湧き上がってきました。肉親を殺された人ならなお一層激しい憎しみが湧くに違い有りません。しかし、それでも平和な世界を実現するために、その怒りを収めて武力での問題解決という手段を捨てなければならないのではないでしょうか。難しいことかもしれませんが、挑戦していくべき課題であると思います。
家失った住民に現金支給・1世帯1万2000ドル:NIKKEI NET
投稿者 Bab : 2006年08月19日 10:33
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