2006年09月28日

新文部科学大臣「小学校の英語必修化の必要なし」

 新しい内閣になりました。新しい文部科学大臣は、小学校での英語必修化は必要ないという発言をしたようです。必修化する必要はまったくない。美しい日本語が話せず書けないのに、外国語をやっても駄目だ。子供のころからやりたい人は個人的にやる。小学校は外国語に興味を持つ程度にとどめるべきだ」ということだそうです。

 小学校英語「必修化の必要なし」:Sankei Web

 上記のSankei Webによりますと、文科省が今春行ったパブリックコメント(総数471件)では積極論が54.6%、消極論が40.1%と意見が二分しているそうです。

 この問題は以前から、議論が確かに二分しています。私個人は以前から必修化に賛成です。

 「美しい日本語が話せず書けない」ということなのですが、確かに自分も含めて正しい日本語を話すこと、書くことができない人がいることは確かかもしれません。しかし、学校では正しい日本語を教えているにもかかわらずです。学習時間が足りなかったからでしょうか!?
 個人的には、テレビの影響も大きいのではないかと思います。しかし、根拠が無いので少し調べてみたいと思います。そういえばそのテレビで、国会で承認される法律は、日本語として美しくないと国語学者の先生が言っていたのを観たことがあります。




投稿者 Bab : 15:38 | トラックバック

2006年08月29日

全公立小で放課後教室

 来年度から全国の公立小学校で、放課後も児童を預かるようにすると文部科学省と厚生労働省が決定したそうです。基本的に賛成です。多くの問題をはらんでいるでしょうが、子どもの時間、そして地域、退職者などが有機的に関連して機能し合う時代に合った社会のあり方が求められていると思います。その意味でも、学校は変わる必要があると思います。ただ、予算は約1,000億円を要するようですが、公的に行うか、民間が主体となってそこに助成して行くべきかなど、様々な議論を尽くして教育的効果・社会的効果を上げつつ、税金の無駄遣いにならないようにしていかなければなりません。


 全公立小で“放課後教室”:Yahoo!読売ニュース




投稿者 Bab : 17:23 | トラックバック

2006年06月11日

教育が悪いのか家庭が悪いのか

 要保護児童が増加しているというニュースが5月に報じられました。要保護児童とは、家庭での虐待や親の離婚、死別などによって親元で暮らせない0〜18歳をいいます。この要保護児童が昨年3月末現在で3万5792人と、前年同期に比べて1091人増えたそうです。少子化が叫ばれる一方で、このようなことが起きている。
 私はこれまで、もともと日本の教育が悪いような印象を持っていました。子どもに関連する事件などが起きると、学校や教育制度が悪いからという論議がいつも起きてしまう。確かにその原因も多分にあるでしょう。しかし、全てをそこに原因があるとしていいのでしょうか。
 フィリップ・アリエスは、『子供の誕生』の中で、教育がそれまでの伝統的な徒弟修行にとって替わって学校で行われるようになり、世間に放り出されるに先立って一種の隔離状態のもとに(両親と家庭環境から)引き離されたと言っています。つまり、学校に子どもを隔離して教育を学校に引き渡してしまったといっています。そして、家族と共同体が伝統的に保持していた子どもの社会化機能を学校教育に譲り渡すことの引き替えとして、子どもが学校に隔離されたことで、家族はプライバシーを盾にした私生活化を進めたと主張しています。
 学校は既に存在していて我々も既にシステムに組み込まれているので見えづらいですが、我々が教育を学校にその大半を譲り渡したことで、教育の責任が家庭から学校に移ったように見えてしまうのではないのでしょうか。しかし、現在において、教育の責任を誰が持つのかということが、法律云々ではなくて、社会的なコンセンサスとしてはっきりとしていなく、とても曖昧であると感じます。

 私は最近、教育だけが悪いというよりも、むしろ家庭、家庭教育が悪くなっているのではないかと思えてなりません。教育を学校に丸投げしてしまっている親も多いのではないかと感じることもあります。子どもをきちんと躾けていない親が多かったり、学校に躾をして欲しいと思う親が増えているのではないか。しかし、一方で経済的な余裕や経済構造の変化、そして少子化などにより、時間的に余裕のある親も増え、子どもにかかりきりになれる親も増えているのではないのか。そのことにより、過保護な親も増えているのも事実でしょう。そのような愛情が正しい躾などの家庭教育に繋がっていれば良いのでしょうが、正しい家庭教育がなされていないケースもあるのではないか。このことはとても証明し難いことで、推測仮説の域を出ないのですが、そんなことを懸念しています。
 では、そういう親を生んだ日本の教育が悪いという人もきっといるでしょう。教育は社会変革の大きな力となるのは間違いないでしょう。ただ、教育だけでは社会問題は解決できることでは無いはずで、社会のシステムと教育のシステムもうまく連動しなければ解決できないでしょう。でも、これはニワトリと卵の話と同じかもしれませんね。もっともニワトリと卵の話は、前に書いたように既に解決したとのことですが・・・
 とりとめもなく、書き綴ってしまいました。




投稿者 Bab : 20:32 | トラックバック

2006年06月01日

小学校の各教科の授業時数の変遷

 以前書いた小学校の英語必修化についてのエントリーにコメントを頂いた際に、考えさせられることがあったので、小学校の各教科の授業時数はどのように変遷してきたのかについて、少し調べてみました。 

<学校教育法 第24条の2 別表1>
 いずれの表の授業時数の1単位時間は、45分です。

classh140401.gif
表1:平成14年4月1日施行


classhh40401.gif
表2:平成4年4月1日施行
   *総合的学習は導入されていない。


classhs550401.gif
表3:平成55年4月1日施行
   *生活科と総合的学習は導入されていない。
   *下記参考URLとしてあげたページの表は数字の合計が
    異なるのため、現在確認中。


 時系列的には表3〜1と繋がって来るのですが、その間に週休2日制の導入、生活科や総合的学習の新設が行われています。
 授業時間が減っていること、科目数が増えていることがわかります。これは従来の学力に対する考え方などの変化に対応しているともいえます。学力に関しては、後ほどまとめてみます。


引用・参考文献および参考URL
 表1:小学校学習指導要領解説 国語編 文部省 東洋館出版社 110円+税
    文部科学省
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301b.htm

 表2:国立教育政策研究所
    http://www.nier.go.jp/yoshioka/cofs_new/h01e/index.htm

 表3:国立教育政策研究所
    http://www.nier.go.jp/yoshioka/cofs_new/s52e/index.htm


 国語に限らず、学習指導要領は廉価ですので、興味のある方には購入をお薦め致します。それにしてもいろんな研究所があるものですね。




投稿者 Bab : 17:25 | トラックバック

2006年05月28日

「ニワトリが先か?卵が先か?」の結論が出た

 これも科学の進歩といえるのでしょうか!?慣用句でも使われるこの命題についに結論が出たというニュースを発見しました。この結論、一般に認知されるのでしょうか!?確かに納得いきますね。

 結論はこちら
   ↓

 ニワトリが先か、卵が先か… 結論:Yahoo・西日本新聞




投稿者 Bab : 16:06 | トラックバック

2006年05月19日

勉強の仕方の変化 調べる学習

 最近勉強している教科の中で、よく「調べる学習」とか「調べ学習」ということを勉強します。別のことばで言えば「発見学習」とか「有意味発見学習」です。これはシュタイナースクールなどで見られるような、自分で図書館やインタビューなどをして調べてまとめるという勉強方法です。時にはテーマも自分で決めているようです。このようなスタイルは企業に入ると、当たり前のようにレポートや企画を考える時に行います。しかし、自分が小学生や中学生の頃は、夏休みの自由研究などを除いて、先生から教えられる「受容学習」の記憶しかありません。今は、やはり学習方法も進化しているということでしょう。
 この「調べる学習」の導入と平行して、学力についての考え方も変わってきているそうです。それは計量的にテストなどで点数で表し易い学力だけでなく、例えば問題をわからなくても人に聞いたり、本で調べたりするということができるという力も学力として認めていこうとするという考え方が出てきているということです。
 実際に自分に照らし合わせてみれば、大抵のことを資料などを活用して調べてまとめていくことばかりで、全てを覚えている訳ではありません。記憶として全てを覚えている訳ではなく、必要なキーワードを頭の中でインデックスして、必要な時にそれはどこを見ればわかるのかということを知っているということが多いです。もっとも記憶力に問題があることは棚に置いているのですが・・・
 結局、問題や課題の構造を理解していて、キーとなるポイントを掴んで、解決するための方法・やり方を幾つかもっているということなのでしょうか。頭のいい人や経験のある人というのは、持っているその方法・やり方の数が多かったり、記憶しておいてあるすぐに引き出せる知識のストックが多いのかもしれません。なんだかそう考えると、方法・やり方はアプリケーション、知識のストックはメモリのような気がしてきます。コンピュータの構造は、やはり人間が作っているから似てるのかなと感じたりもします。
 学習というのは大昔から人類だけでなく、動物もやってきていることです。そんな中で、学習方法の多様性というものが出てきたのは、教える側も頭が柔らかくなってきた証拠なのでしょうか!?確実に昔より学習方法や教育方法は良くなってきていると感じます。それなのに、教育が悪いとなぜ言われるのでしょう??




投稿者 Bab : 13:34 | トラックバック

2006年05月12日

もっと多くの人が大学で学べるはず

 今年に入ってから大学の講義内容が濃くなって来ています。興味深い講義は、若い学生さん達もお喋りが無くなって集中しています。非常に勉強が面白く、毎日新しいことを知り、考えさせられることが多いです。しかし、それとテストの点とは関係無いでしょう(^^i)
 大学生という形態を取らずとも、もっと夜間に多くの方々が、大学で専門科目などを勉強できるようになればいいと思います。また、時間はかかっても大学終了の単位数を取得して、学位を得れるように条件が良くなっていけばいいと思います。
 冷静に考えると大学というものは、とても価値を産むことができる機関です。少子化によって淘汰されるという見方が多いですが、これだけの情報が集積された機関をただ淘汰を理由に失っていくことは社会的に大きな損失ではないでしょうか!?しかし、大学が変われるのか?そこが問題かもしれません。学びたい人は既に沢山いるように思えます。




投稿者 Bab : 16:48 | トラックバック

2006年05月08日

小・中教科書貸与論浮上

 政府や与党で小・中教科書を貸与または有償化すべきだという意見が出て来ているそうです。2006年度の教科書費用は約395億円だったそうです。
 私は、資源の無いこの国が戦後に大きく発展してきた大きな理由の一つとして、充実した義務教育制度であると思っています。そして、教育により、階層を打ち破る原動力ができると思っています。ですから、どのような経済状況にある子どもでも、等しく教育の機会を得られるようにするべきと考えていますので、教科書の貸与や有償化には反対です。資源の無い国だからこそ、人財が重要であって、教育こそが未来への投資であり、良質の教育を提供することが次世代への責務だと思っています。
 一方で、政府は2007年度予算の新たな少子化対策の財源として、特別会計の雇用保険の積立金1000億円前後を活用する方向で検討に入ったそうです。効率よくお金を使うことは結構ですが、何だか政策がアンバランスな気がします。私は、ヒステリックにただひたすら教育に予算を!とか社会福祉に予算を!と叫ぶつもりはありません。しかし、良質な教育を広く多くの人々が受けられることこそが、国の発展やより良い社会の基礎と考えているので、教育の予算が減らされることは国益を損失するものだと考えています。


 YOMIURI ONLINE:政府・与党に小・中教科書貸与論が浮上

         :雇用保険で少子化対策、積立金1000億円活用




投稿者 Bab : 05:32 | コメント (4) | トラックバック

2006年04月24日

「日本人は英語力がない」という統計のマジック

 英作文の講義で聞いた目から鱗の話のご紹介。
 「日本人の英語の平均点はアジアでビリから2番目」などということを大新聞が報道しています。何を根拠に言っているかというと、TOEFLの平均点だったりします。TOEFLの平均点は、確かに1999年は北朝鮮と並んで最下位だったようです。2002〜2003年はビリから2番目。これらの統計を使った報道が、小学校の英語教育の義務化の論議を引き起こしたのではないかと先生は仰ってました。しかし、この統計をよくご覧になって下さい。1999年7月〜2000年6月の統計です。(引用:鳥飼玖美子『TOEFL・TOEICと日本人の英語力』講談社現代新書 2002年)


1999年7月〜2000年6月の受験者総数:411,103人

TF-highscore.gif
表1


TF-asia.score.gif
表2


TF-asia.student.gif
表3:上記6カ国にアジアの2カ国を足すと371,087人。受験者数の90.26%を占める。


TF-JKC.score.gif
表4:受験者数上位3カ国の平均点。これを問題にすべき。隣国に負けている。


 つまり、圧倒的にTOFLの受験者数はアジアが多く、平均スコアが第1位のノルウェーは40人の受験のみ。アジア第1位のブータンは32名。それに比べて日本は、99,134名受験しています。この統計をそのまま比較することで、英語力の差を測ることは正しい計測と言えるのでしょうか!?しかし、大新聞はこれらの統計の順位だけをとらえて報道する。それは大きな問題があります。
 日本、韓国、中国と比べた時に、日本の平均スコアが一番悪く、中国と55点も離されていることは問題であると思います。

 英語力の無さが故に、自分の考えていることを伝えることができなかった一昨日などの経験からも、英語教育の強化には私は引き続き賛成です。しかし、統計の情報を一方向に色づけして報道することは、とても問題があると思います。こういった統計を使ったマジックを検証し、正しく情報を把握、理解することの教育も情報が氾濫する社会では必要なことだと思います。


引用・参考文献
 『TOEFL・TOEICと日本人の英語力』 鳥飼玖美子 講談社現代新書 2002年




投稿者 Bab : 09:17 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月17日

教育基本法に愛国心

 昨日の朝の報道・討論系の番組では、教育基本法に愛国心を盛り込むか否かということが、話題になっていました。戦後、日本では愛国心というと軍国主義アレルギーが騒ぎ出す人が多いようです。しかし、WBCのように日の丸を背負って戦うスポーツの試合などを観ると熱くなる人が多かったりします。多かれ少なかれ日本という国を意識する人が多いということでしょう。
 教育基本法に「(伝統と文化をはぐくんできた)我が国と郷土を愛する」という表現を入れることで与党が合意したそうです。しかし、教育基本法にその表現を持ち込んだだけで、愛国心をみんなが持つのでしょうか!?
 私は、海外赴任をしていろんな国の人と仕事をして、ぶつかり合ったり、力を合わせたりしたり、生活する中で、日本人ということをとても意識しました。そして、恥ずかしながら日本人なのに、日本のことをよくわかっていないことに気付きました。
 今は、日本の楽器の学習や芸能も学校で取り入れていると聞きます。鎖国を通して独自性を醸成された日本文化は、多くの他国の人を惹き付けて離しません。自国を愛する気持ちは、盲目的に念仏のように愛国と叫ぶことではなく、具体的に魅力的な自国文化を知り、体感することによって作られます。
 小学校では生活科の授業の中で地域との関わりをもつカリキュラムがあります。現場で先生が知恵を絞って学習内容を考えることは当然ですが、先生だけでなく、学校に子どもを隔離することなく親や地域が積極的に教育に参加することを通して、コミュニケーションが生まれ、郷土を知り、郷土に対する愛も育まれることと思います。
 私は、そんな風に考えています。


 教育基本法 愛国心表現、自公合意:読売新聞ニュース


追記:みなさんの意見
 ジジィ放談さん:愛は確かに強制されるものではないですね!
 時事放談22 By半平太さん:マスコミの矛盾はおっしゃる通りです!
 あまのじゃくの憂鬱さん:私も政治家は普段何をしてるのかと疑問です。
             テレビに出るよりももっと法案を作るべき!
 マスメディアが民衆を裏切る、12の方法さん:愛国心以外の点についても
                       言及されてます。




投稿者 Bab : 23:35 | コメント (2) | トラックバック

2006年03月28日

小学校の英語必修化

 中教審専門部会の報告として、小学校高学年での英語教育の必修化をすべきだという報告がなされたようです。文部科学省では、早ければ2006年の学習指導要領の改訂をする方針だそうです。
 「当面は、教科書を作り成績をつける正規の教科とはせず、総合学習や道徳、特別活動の時間を利用するよう提言した」とのことで、そんなクリエイティビティを要求されることが、英語の指導を勉強していない先生方が多い現場で可能なのかと心配もあります。だからちゃんと予算をつけて人員を配置してあげて欲しいと思います。
 小学校での英語教育については、過去のエントリーで書いたように私は賛成です。ただ、上に記したような方針ならば、しっかりと人員と予算の配分をしてあげて欲しいと思います。そして、国語と日本文化学習の時間と予算の確保も忘れずにお願いしたいと思います。

<検討事項>
 英語教員の確保
  基本的にネイティブを採用するべき
  教師の質をどう確保するかという問題はある

 他教科との時間配分
  国語の時間等をちゃんと確保して欲しい

 予算
  小学生約700万人、うち高学年約250万人なのでNova Kidsの
  月謝8,190円で計算すると
     8,190 × 250万人 = 204億7,500万円
   これは平成18年度予算の0.0257%です。とは言っても凄い金額、
   ボリュームディスカウントで半額位にできるでしょうけどね。


 予算については、無駄を省いて借金を減らせば何とかなるんですけどね。製薬会社の三共さんはERPの導入で年間200億のコスト削減を目指しているそうだから、79.6兆円の国家予算と特別会計460兆円(純計225兆円)の我が国で204億円のコスト削減ができない訳が無いと思うのは私だけですか!?
 理想論かもしれませんが、良質な教育(何をもって良質と言うかを統一することは難しいですが)を行えば、塾へ行く必要も減るのではないかと思います。それにいい勉強ができるのならば、1時間位家に帰るのが遅くなってもいいんじゃないかと思います。

 英語教育を必修にせずに各家庭に任せればいいんだという意見もあります。しかし、私は、戦後の日本の復興や経済成長の大きな原因の一つに、質の高い義務教育があったと考えているので、現在ビジネスの主言語として機能している英語を義務教育で学ぶ意義は大きいと考えます。家庭ではもっと躾けをしっかりすることの方が大切だと思います。躾けまで学校任せでは如何でしょ!


 東京新聞:小学校の英語必修化に関するニュース


小学校の英語必修化に関するみなさんの意見
 みっちゃんの徒然草さん:確かに日本語の教育に力を入れる必要があります。
 新聖地極楽浄土さん:凄いタイトル。国際人については私も基本的に同意見です。
  先生のテニスブックさん:確かに必要性かもしれません。
 ぼちぼち 行きましょ!さん:文法は大切です。
 俺にも一言、言わせろさん:私も遅過ぎると思います。
 
 
 
 




投稿者 Bab : 18:23 | コメント (10) | トラックバック

2006年02月27日

小学校からの英語教育について

 昨日の小学校の英語教育導入に関するニュースについて、自分の思うところを少し述べます。
 自分は小学校での英語教育導入については下記の考えです。

 導入:賛成
 理由:・語学教育は若い年齢から始めた方が効果があると考えられるから。
     →言語に関するシナプス増殖のピークが10歳頃までとされるから
    ・英語を学ぶと良い理由は、英語を話せることで他国の人との
     コミュニケーションができ易くなり、自分の活動の場を広げる
     可能性を得ることができるから。
     (英語を話せる人口が多い。母国語人口No.1は中国語)
    ・第3者を介さず直接コミュニケーションする方が他者理解ができる。
 方法:ネイティヴスピーカーによるリスニング中心のカリキュラム。
 目的:他国の人とのコミュニケーションの楽しさを知る。
    この時期は言語に関するシナプスを繋げること。
 補足:国語教育等にも今以上に力を入れること。


 簡単にまとめると上記が私の意見です。英語が話せることで英語を話せる他国の人と直接コミュニケーションを取れることは、他の文化を持つ人への理解の糸口にもなりますし、仕事の場を広げることにもなります。特に小学生のうちは文法云々ではなく、リスニングを中心に耳を慣れさせることが必要ではないかと思います。人間は約10歳位までに脳内にシナプス生まれるそうです。ですから、それまでに英語を認識するシナプスを一度形成しておくといいと思います。6歳を過ぎていれば主言語として日本語を認識できているでしょうから、第2言語として英語を勉強してもいいと思います。そして、授業では一切日本語を使わないものでいいと思います。それにはネイティヴの教員もしくはスタッフを採用する必要があるでしょう。予算は特殊法人を徹底的に解体して、特別会計分から持って来ましょう!
 ただ、ここで忘れてならないのは、日本語と日本に関する教育です。海外でしばらく暮らしていたことがあるのですが、常に「お前は何人だ?」と聞かれます。何人かなんてことは関係ないという人もいるでしょうが、私は自分が日本人だということをとても意識しました。そして、日本のことを説明する時に、自分は日本人だけど日本の何を知っているのだろうか?と自問している自分に気付きました。
 国際化というのは他国の人の真似をするということではありません。他国の風土や文化を理解し、自分達の国や文化を知ってもらうことでもあると思います。そのためには、自分のルーツやバックグラウンドをきちんと知ることはとても大切なことです。ですから、外国語教育を充実させると同時に、日本に関する教育も充実させて欲しいと思うのです。 私は小学校時代に西洋楽器を勉強しても、和楽器の勉強をした記憶がありません。日本には沢山の日本固有の楽器があるにもかかわらずです。日本人でありながら、日本のことを実は知らない日本人が増えているのではないでしょうか。幼少から海外生活が長い人は、その滞在先もしくは日本のいずれかの文化を深く学ぶことが、自身のアイデンティティを形成する上で、必要なのではないでしょうか。どちらの文化でもいいと思います。
 日本固有の文化は、我々日本人にとって、とても力があるキラーコンテンツです。その日本の文化を日本人である私たちが学び、日本人として世界中の人々とコミュニケーションを取っていくことが大切なのではないかと思います。そのコミュニケーションの手段として、また異文化理解の第一歩として英語にかかわらず他国語を学ぶことは、とても意味のあることです。そのスタートとして世界中で話すことができる人(母国語や公用語だけでなく話せる人)が最も多い英語を勉強することはとてもよいことだと思います。
 みなさんはどう思われますか?


Yahoo News:小学校の英語教育に関するニュース

このニュースに関するみなさんの意見:賛否両論ですね!
 OPINION 〜NEWSに意見〜さん
 ちょっとCoffee Breakさん
 Nao Worldさん
 はむはむ日記さん
 玄海嵐さん
 COMETの「ココログ」さん
 ペンだこさん
 ミズタマのチチ: ピヨピヨさん




投稿者 Bab : 22:49 | コメント (5) | トラックバック

2006年01月13日

公立カルバートン小学校の学校改革

 前々回のエントリーに書きましたイギリスの公立小学校の学校改革についての話ですが、この話は実はかなり有名な話だそうです。後にURLを記して置きましたので詳しくはそちらを参照願います。私は欠席した友人に講義メモを渡さなければならないので、私なりに参考資料を作成します。

概略情報
 地域の概要
  イギリスのニューハム地区(ロンドン中心部から10kmほど)
  失業率15%、6割の世帯が生活保護を受けている
  アジア・アフリカ系の移民が多い地域
   →様々な問題で教育に関心が低い親が多い

 学校の状況
  授業崩壊、校内暴力が横行
  全国一斉テストの学校の平均点が300満点中44点
 
 登場人物
  シャロン・ハロウズ校長
   赴任当時37歳、女性
   4年でカルバートン小学校を改革した。

 改革の結果
  ・子どもたちは意欲的に授業に参加するようになった
  ・授業崩壊や校内暴力はなくなった
  ・全国一斉テストの平均点が2年目から飛躍的に伸び、
   4年目には282点になった
  ・それまで教育に無関心だった親が関心をもち、積極的に学校運営に
   携わると共に子どもの将来に夢をもった



<良い学習環境の創造>
 子どもが学校に来て、積極的に主体的に楽しく学べる学習環境を作るということにシャロン校長の主眼が置かれていたのだと思います。

カルバートン小学校.png


<親子の正の影響連鎖>
  親は子どもの教育に関心をもつ
      ↓
  子どもが毎日学校に来る
      ↓
  良い学習環境での勉強
      ↓
  楽しく勉強し、学力も向上
      ↓
  子どもの将来に夢を持ち、我が子を誇りに思う
      ↓
  子どもは益々楽しく勉強


 また、シャロン校長は親が相談できるよう、いつも親が子どもを
 送り迎えに来た際に声を掛け、相談し易い環境づくりに努めていた
      ↑
 子どもは親の関心や家庭の問題の影響を受け易い
 子どもの問題がある場合、実は子ども自身よりも家庭の問題が原因である
 ケースが多い


<まとめ>
 大切なのは、子どもへの関心を親が持つ子どもたちが積極的に参加できる授業にするという子どもの学習意欲が高まる環境作りであると思います。
 詳細は↓のURLをご覧下さい。

<改革の詳細を紹介しているURL>
 VTRの内容をPDFで紹介
 金沢市教育委員会の視察レポート
 VTRの内容を同じくPDFで紹介


*注意
 VTRではイギリスはナショナルカリキュラム(日本で言う指導要領)がないと言っていますが、それは間違いでちゃんとあるそうです。
 素晴しい内容ですが、日本の教育がイギリスのそれと比べて本当に悪いか?冷静な目で見なければなりません!と先生は仰ってました。私もなるほどその通りだと思います。その辺りのことについては、別途エントリーを作成する予定です。


イギリス教育関連書評集




投稿者 Bab : 09:36 | トラックバック

2006年01月10日

講義再開とイギリスの教育改革

 今日から講義が再開されました。学内はみな久しぶりに会った友達との会話やレポートの作成やテストの準備やらでいつもより賑やかな感じがしました。本日の講義は2コマあったのですが、両方ともとても興味深く、最後まで集中して聞くことができました。内容についてはボリュームがあるので後日ご報告致します。
 特に興味深かったのが、イギリスの教育改革についてのVTRでした。ある公立小学校に赴任した女性の校長先生が不登校や学級崩壊などの問題を解決して、学校を改革して、全国統一テストで300満点中40点の平均点だった子どもたちが、282点までとるようになったそうです。もちろん学力だけでなく、芸術やスポーツなどもプロのアーティストやアスリートに教えてもらう時間を作ったりして力を入れているようです。
 この改革は、トニー・ブレア首相の教育改革の一つの結果といえるようです。ブレア首相を全面的に支持できるわけではありませんが、ブレア首相が演説で「大事な政策課題が3つあります。教育と教育とそして教育です。」といった姿を見て、あ〜なんで日本の政治家はこのようなことを言えないのだろうかと思ってしまいました。イギリスはこの教育改革に4兆円をもつぎ込んだそうです。状況は違うでしょうが、教育予算が減る方向の我が国とは方向が異なっています。
 イギリスは、特に貧困層の子弟が満足に教育を受けられないことが、階層の固定化と貧困が解決しない原因だと考えたとのことです。それらがこの教育改革を必要とした一因だそうです。
 このイギリスでは学校改革は、サッチャー政権から学力向上の重視と学校同士を競争させるという方針で行われてきたようです。しかしながら学力向上の成果をあげていると同時に、学校を競争させた結果として、学校の成績を上げるためにできない子を排除する学校が出てしまい、落ちこぼれが社会問題化してしまったようです。全てバラ色という訳ではないそうです。




投稿者 Bab : 22:50 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月08日

インターネットで変わる教育!?

 教育と関係ないトピックのような気が一見しますが、Googleの昨日の発表は社会の変化の方向性をはっきりと示している出来事で、それはひいては教育まで影響を及ぼす内容であると思います。

 Google PCとGoogle Packその他の発表の記事

 今、多くの企業でペンと紙がコンピュータとインターネットに取って代わって来ています。確かにインターネットはツールですが、多くの世の中のサービスなどがインターネットに変わって来ています。テレビ局の買収騒ぎは、世の中のビジネスやサービス、取引などのプラットフォームがインターネットに変わって来たということの現れの一つといえるのではないかと思います。記事の中でもアメリカのテレビ局のCBSなどは番組のダウンロードでの供給を始めると書いています。この現象は嫌だとかダメだと言って止めることもなかなかできない流れです。確かにインターネットなど関係ない世界で生きていくことも当然可能ではあります。しかし、インターネットを中心とした社会の変化は、紙の発明か、あるいは印刷技術の発明に匹敵する変化と言えるほどの大きな変化ではないかと思います。
 インターネットにより着実に社会の仕組みが大きく変わって来ています。したがってそのような社会、あるいは発展していく将来を見据えた教育、指導内容が必要になってくるのではないでしょうか。情報を選別する目が必要になってくると共に、本質を見抜く目を養う必要が特に重要な社会になって来るのではないかと思います。また、そんな社会だからこそ、世の中が多くの人の協業と分業で成り立っていること、だから助け合わなければならないこと、そして、リアルなコミュニケーションの大切さを同時に学んでもらうことも必要だと思います。その上で子ども達が生き方を決めればいいのではないかと思います。教育の内容は時代によって変わるものと変わらないものがあるのではないでしょうか!?

参考URL
 まなりんの「ズバリ!」
 そよ風


*記事中でもGoogleが1億台の100ドルPCを子ども達に提供するそうですが、
 どうなるんでしょうね!?さすがGoogle、やることがでかい!?




投稿者 Bab : 16:40 | トラックバック